「あんぱん」聖地巡礼:懐かしの風景をめぐるロケ地巡り〜茨城・栃木編〜
NHK朝ドラ「あんぱん」の舞台となった昭和初期の情景を残す茨城・栃木エリア。木造校舎や旧駅舎、里山の風景が織りなす撮影地をめぐりながら、登場人物たちが歩んだ道をたどる巡礼旅です。古き良き日本の原風景に出会える2日間の小旅行を提案します

あんぱん
スポット一覧
- — 茨城県大子町大字上岡
- — 栃木県宇都宮市峰町
- — 茨城県古河市中央町二丁目
- — 茨城県常総市大生郷町2037
- — 茨城県土浦市真鍋4丁目4−2
作品紹介動画
1日目
旧上岡小学校
茨城県大子町大字上岡

のぶや嵩が通う学校として登場する木造校舎。磨き込まれた廊下や格子窓、黒板や机・椅子まで当時の佇まいが残り、教室に差し込む自然光が柔らかな陰影をつくります。外観は屋根と校舎の直線が美しく、講堂の広がりや長い廊下の奥行きは写真にも映えるポイント。静かな山里の空気の中で、子どもたちの声が聞こえてきそうな“学びの時間”を想像させてくれます。
宇都宮大学 峰ヶ丘講堂
栃木県宇都宮市峰町

のぶが通う「高知高等女学校」の講堂として使われたクラシカルな空間。高い天井と整然と並ぶ座席、舞台へと視線を導くプロポーションが、学びの場特有の厳かな雰囲気を醸します。窓から射す光が床や壁に帯のようなハイライトをつくり、時間帯によって表情が変わるのも魅力。キャンパスの並木道や芝生越しの外観も画になるので、外観→エントランス→ホール内部と順に視点を移すと、シーンの流れを追体験しやすくなります。
2日目
雀神社
茨城県古河市中央町二丁目

ドラマでパン食い競争が行われた「御免与神社」のモデル。石鳥居をくぐると、木立に包まれた参道が静かに本殿へと続き、境内の開けたスペースは地域の行事の舞台にもなる“まちなかの拠り所”。朝は清々しい空気と柔らかな光、夕方は社殿の陰影が深まり、時間帯で表情が変わります。参拝の作法を守りつつ、手水舎や狛犬、社殿の細部などを丁寧に眺めると、小さな発見が積み重なってロケ地巡りの満足度がぐっと上がります
水海道風土博物館 坂野家住宅
茨城県常総市大生郷町2037

のぶが母とともに謝罪へ向かう家として使われた豪農屋敷。長屋門を抜けると、広い土間や座敷、蔵が点在し、庭の緑と建物の直線が織りなす静けさが印象的です。太い梁や柱、障子越しの光が室内に柔らかな陰影を生み、屋敷全体が“光と影の舞台装置”のよう。ドラマでは生活の気配を感じさせる場面づくりに寄与しており、訪れると時代の空気と人の営みが立ちのぼるように感じられます。見学は案内板や順路に従い、床や建具を傷めないよう配慮を。
旧茨城県立土浦中学校本館
茨城県土浦市真鍋4丁目4−2

のぶが受験する「高知女子師範学校」の校舎として登場する歴史的建築物。大正7年(1918年)に建てられた木造二階建ての洋風建築で、左右対称のデザインと赤い瓦屋根、縦長の窓が印象的です。外壁は白の漆喰に近い塗装が施され、クラシカルでありながら温かみを感じさせる佇まい。廊下には時代の名残をとどめる木製の階段や手すりが残り、歩くたびに床がわずかに鳴るその感触が、まるで当時の生徒たちの息づかいを伝えてくれます。
このプランのQ&A
Q. このプランは何日間ですか?
A. 2日間の行程です。
Q. スポット数はどのくらいですか?
A. 5件のスポットが含まれています。
1日目
2日目
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