「ひゃくえむ」聖地巡礼：トガシと小宮の邂逅旅

多摩川通り

この場所はただの出会いの舞台というより、走ることへの原点 競争と友情が交錯する象徴的な場所として描かれています。 小宮が孤独に走っていた多摩川沿いで、トガシが声をかけたという偶然の出会いが物語のすべての始まりになります。 以後も二人はこの道を何度も走り、彼らの関係の「原点」として繰り返し登場します。

多摩川河川敷

『ひゃくえむ。』において、小学生のトガシと小宮が初めて競い合ったのは、放課後の河川敷でした。舗装もされていない土の道を、二人はただ“速さ”だけを信じて全力で走ります。 学校の外にある河川敷は、記録も評価もない自由な場所として描かれていました。

水戸信用金庫スタジアム

茨城を代表する第一種公認の競技場。公園の公式発表で、劇場アニメ版に向けた写真撮影が実施された旨が記載されています。メインスタンドから直線を見通す視界、風の抜け具合、タータンの色味など、100mの“構図”を実地で確かめられるのが魅力。外周の導線やサブ動線も回り込みやすく、観客席の高低差を使った俯瞰も試せます。

ヤンマースタジアム長居

最終レースでは、幼なじみでありライバルの二人が、それぞれの思いと過去を背負ってスタートラインに立ちます。号砲とともに全力で駆け出し、序盤から互いに一歩も譲らない激しい競り合い。フォームもスピードも限界を超え、観客の声も届かないほど集中した二人の世界が描かれます。 ゴール直前まで完全に並走し、どちらが勝つのか分からないまま、物語は「走り切ること」そのものの尊さで締めくくられます。その舞台になったのがこのスタジアムであると言われています。